社長のブログ
企業活動の変化と新卒採用への影響
ざっくりなコメントですが。
今回のコロナ自粛の影響で、ご存知の通り経済的な落ち込みが発生しています。
巨大テーマパークの休園やイベントの中止、また海外からの旅行客の減少がお金の動きを止め、企業の業績が落ち込みます。当然、この状況で業績が伸びる企業もあります。
GDPが減少しているという意味です。
この業績の落ち込みにより、各企業は一時的な対応としてだけではなく、
・長期的に考え、より強い財務基盤をつくるための支出削減を進める。
・既存の縮小している事業以外で、新しいビジネスモデルを構築すること。
・新しい人を採用するよりも、今いる人員での生産性を上げることに集中する。
こんな方針で進む企業が多いと思います。
今、何とか大丈夫な企業でも、未来に向けての対策を進めるということです。
新卒は、すぐに新しいビジネスをつくれる訳ではないため、採用は間違いなく凹むでしょう。0になる訳ではなく、新卒採用の質が大きく変わります。
19.20卒で100名採用していた会社が、50-70名に厳選、より減らすところもあると思います。
より厳選するということは、
19.20卒のように「人手不足の解消」として新卒採用をおこなうのではなく、今後は「本当の意味での即戦力」として絞っていくかと思います。
人が人を育てるという仕事は収益をうみません。仕事を通じて自身で成長できる人が必要。もっといえば、新卒からいきなり在宅での仕事でも自走できる人が必要になるでしょう。
学生が入りたい企業に入れるという時代から、企業が即戦力人材を採用する時代に変わりました。
具体的にどのような新卒者が求められるのか?
youtubuチャンネルでもお伝えした「仮説思考力」は確実に必要です。
仮説思考ができるということは、多くの経験をして、色んな方面から作戦が立てられる、また物事のストーリーがイメージできるということです。
仕事を進めるために最も重要な力です。
経験は、仕事であれば、入社後に直結するでしょう。
仕事の経験が入社後に担当する仕事であれば、よりいいですね。
そのスキルが既にある新人をとれるなら、入社後1年以内に採用費を回収できそうだからです。採用費を3年で回収なんていうスローな経営ができないため、1年いや半年以内に収益を立てられる新卒者を求めるわけです。
各企業は見かけ上、新卒募集は告知しますが、想定よりも30-50%絞られると思って就活を進めた方が乗り越えられるでしょう。
これは、いくつかの企業の方と話したことですが。今年、ボーナスが減る・ないかもしれないとか。。。
今の社員のボーナスがでないのに、新卒を採用したら反乱がおきそうです。