社長のブログ
日本での就職後の事情
2019/01/14
社長ブログ
ここ近年、入社した新人は、ただ会社にいるだけで給与がもらえる。
最初は仕事が何もできないし、誰も指導できないから、勤務時間中は会社にいてもらって、定時になったら帰らせる。
そんな会社もある。
労働時間のことで社会的にイメージダウンした会社は、まさにそうなっている。
何もしていない社員に給与を払えるという化け物会社があるのがすごい。
また、そうさせてしまっている社会の現状を変えなければ、労働者のスキルはどんどん下がり、働くことができなくなる。
そうさせる原因は教育にある。
就職初日まで、仕事・利益・生産性の意味が分からない新卒が毎年輩出されている。
中小企業・ベンチャー企業は、採用費も教育費もかける余裕はない。
9割以上がそういう会社ではないか。
9割以上の企業が悩む教育システムがずっと変わっていない。
既に東京では様々なメスが入っているが。PSFもその1つ。
給与が、会社のどの位置にある支出なのか、新人は分かりもしない。教えてもらっていないからだ。
会社内での給与の位置づけが、販管費であり、営業利益を上げなければ会社の存在価値がないことが理解できれば。働く姿勢が少し整う。
また、知識は入らない。野球のルールブックから勉強するのか?
野球をはじめて、たまに教科書を参考にするはずだ。
仕事もそう。まず仕事をはじめて、必要な時に教科書を参考にする。
「教科書を覚える」のではなくて「分からないことがあれば教科書を参考にする」。
この歪な雇用状況を、教育をもって変革していこう。