社長のブログ
新年のご挨拶
おめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
さて、年末年始、「クリスマスケーキ」や「年賀はがき」の販売において、アルバイトや社員が売れ残りを自腹で買い取るニュースが流れていました。
管理者からすれば、全部で100個売れないと破棄しなければならない商品を、社員10人に対して10個ずつお願いする、これは当たり前のこと。
ただ、できない数を命令したり、販売方法の指示もなくただ気合でやらせるという20世紀型の営業マネジメントを継続した末路だろう。
こんな手法はいまだ大手企業でも続く。
大手証券会社・生命保険会社では、ネット販売ではなく社員がノルマを課せられ、会社全体の目標達成を遂げようとするマネジメント手法。
ただ、自分がノルマを達成できなくても、8割の社員が達成していたら、「自分が悪い」「できなければ辞めるしかない」、そう思うのが日本人の特徴でもある。
高い目標設定ができる会社というのは、それだけ優秀な社員が集まっているからなのだ。
数値目標を与えれば、誰でも達成できるわけではない。達成できない社員が多いほど、運営側の責任になる。管理者が達成できないノルマを社員ができる訳がない。
また、社員ができなければ、できる方法を与えるのが管理者の役割でもある。
毎年、同じマネジメントを繰り返し、売り上げが落ちていくのであれば、社員の能力が低いのではなく、マネジメントが合っていないことを自覚しなければならない。
ノルマを与えられた側は、被害者のような記事ではあるが、自分がもし高いノルマを達成し続ける組織に就職してしまった時の情景を思い浮かべるといい。
年々、営業職の希望者は減るものの、大卒のうち10万人以上は営業職として入社する。
それなりの安定した収益力を上げ続けている会社は、社員1人ひとりが高い実績をあげているからだ。
就職に「安定」を求めるならば、自分が高い実績を「安定」してあげ続けないといけない。