社長のブログ
主人公は誰だ
2017/08/30
社長ブログ
10代・20代のキャリア教育、特に高校・大学生向けには、「自分づくり」を主体としたレクチャーが多い。
「自分が主人公」という本質を分からないままキャリア形成を安易に考えてしまうと、
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自分にとって良い環境・良い仕事は何か?
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これしか考えられなくなってしまう。
たとえば、内定後、また入社後すぐに、「家業をつぎます」といってやめていく新卒者がいるとする。
私も家業はあったものの、何もスキルがない、また積み重ねたことがない、自信のない自分が、継いだところで、潰さないにしても大して広がらないだろうと予測はできた。家の状況がどうであろうが、そういうことだと思う。
「自分が主人公」というキャッチフレーズしか教えていないと、こう考えられないのではないかと感じる。
企業活動は、「相手を主人公」として、様々な事業を立ち上げていく。まずは、「自分」ではなく「相手」を立てることを学び、その工程を通じて、自分のスキルアップを実感できるものだ。
年齢なのか経験なのか、人生のどこかで、「主人公である自分」を考えてみたときに、今後どんな人生を歩んでいこうかと考える時がくる。
入社して5~10年は、「自分が主人公」という前に、「相手を主人公」と考え、多くの経験を得ることが、自身のキャリア形成につながるはず。
これは、講座だけじゃ学べない。「相手を主人公」とするための実践経験が必要だ。