社長のブログ
中長期インターンシップを義務教育化したい理由③
企業活動の本質は、『やりたいこと』より『必要なこと』を提供することだ。
その企業が顧客にどんな価値を与えているのか?を理解して、更に期待値を超えるサービスを作り続けることに社員が貢献できた方が、互いに良い。
売上規模や利益率の高いビジネスを成立させている企業は、福利厚生じゃなくて、サービス力や開発力にかなり長けている。
何で長けているのか?
見るところを間違えると、何の価値を提供しているのか分からないまま、働き続けることになる。
規模が大きい企業は、すごいビジネスモデルを確立されている。
既に価値提供のプロセスが用意されているフィールドで働くことができる。
アルバイトも働き方が同じだ。
時給1000円のビジネスフィールドが用意されている。時給1000円でアルバイト募集して、『1000円の価値を出しなさい!』なんて指示を受けたことはないはずだ。
あったら、すごいためになると思うが。
ビジネスモデルを確立されている企業で働けるとは、どういうことのなか?
『これは価値があるんですよ!!』という価値づけをする過程を全て省くことができる。
既に顧客が価値があると理解してくれているサービスを扱えるということだ。
起業すると、それが明らかになる。
『価値づけ』からしなくてはならない。企業としての価値づけにも数年はかかる。同業他社がなければなおさら。
起業しなくても、この本質に気づく必要がある、と私は思う。
時代の変化にともない、価値の尺度が変化し続けているからだ。
自分の会社が、何の価値を提供しているのか?
また、価値に気づく教育として、ビジネスモデルのないフィールドにおいて、『価値づけ』から挑戦してもらうと、入社後により価値のありがたみが感じられるだろう。
私がやっている、『自分の身体ひとつで1-2時間以内に稼げるだけ稼いでこい!』というワークは、まさにそれである。
企業に入って、そこのサービスを販売できる理由のほとんどが、その企業自体の価値が起因している。
どんな企業であれ、雇ってもらえることは、本当にありがたいことなのだ。
お金を払うに値するサービスかどうかを認めてもらうことは、本当に時間がかかり、販売するよりも、労力がかかる。
それに断念して、やめてしまう経営者は少なくないだろう。
共に『価値づけ』からできる社員が沢山いると、企業は成長する。
就職活動において、企業をみる視点がずれてしまわないよう、インターンシップでの実践教育が必須だと思う。
・どれだけ給与がいいのか?→どれだけ利益率の高いサービスを提供できているのか?何故、顧客はそれを利用し続けているのか?
・どんな仕事か?→顧客がより良くなるために、どんなスキルを身につけ、何を提供する必要があるのか?
企業をみる視点が本質であればあるほど、早期退職はへり、戦力化もはやくなる。