社長のブログ

就職イベントの運営裏側事情

2020/06/14
社長ブログ

マイナビさん、リクルートさんをはじめ、就職イベントというものを主催する会社があります。

 

ウチもやっています。ウチは、PSF生を採用はできないので、インターン生の業界研究の目的でイベントをはじめました。

 

それから6年が経ちました。

 

 

 

私も、前職で採用担当としてイベントに一企業として参加していました。

今は運営ですが。

運営側の事情はあるものの、かなり変わってきていることもあるので。生々しい話ですが、共有します。

 

 

運営側として考えることは、イベントビジネスをまず「赤字にしないこと」、そして「企業も学生も集めてイベントを成立させること」です。

 

 

 

参加する企業側の目的としては、「新卒を採用すること」、それにつきます。

 

 

運営側として、イベントを成立させつつ、参加企業様の目的を果たすために、バランスを考える。

 

 

たとえば、今力をいれている「理系イベント」。素人が考える運営方法は、

・理系学生を採用したい中堅、中小企業を集める

・意識の高い理系学生を集める

 

意識の高い学生=高学歴の理系学生、でしか軸をもてない、また集められない運営会社は、

・学生に交通費を支給

・〇ブースまわったら、クオカードやお弁当支給

などオプションが多発する。

 

 

相席系の飲食店と同じ現象が起こる。

これだと、参加企業様の目的が果たせなくなります。

 

 

 

運営側は、時に割り切ります。

参加する学生誰もが入りたい会社を呼んで、参加学生を増加し。中堅中小企業に犠牲になってもらいます。

 

つい先日訪問した中小企業の社長が、こう言っていました。

 

イベントにでたら、東大の学生がいて、他も高学歴で、「ウチに入らない方がいいよ」って言っちゃいました、と。

 

笑っていましたが、二度とそのイベントは出ないでしょう。

 

 

 

最近、「ビジネスは理想ではない・現実を見ろ!」、そんなことをにおわせる運営会社が沢山あるように思えます。

 

 

ビジネスというものは、お客様が自分じゃできないことを依頼してくる訳で、運営会社が金食い虫になっていて、見透かされていますね。

 

「そんなのできるはずがない」、運営会社は、誰もがそう思うことを実現しなければならない。

 

運営会社自体が、「そんなのできるはずがない」と、お客様に言っているようなイベントを多発している。

 

私は、元々出展していた側で、お客様意識が強いからそう思う。

 

 

誰もできない理想を実現することがビジネスだと、もう少しレベルを上げて欲しい。

 

レベルが低すぎる。

 

 

そんなレベルじゃ、私たったり1人に1000人が束になっても、かなわない。

 

 

ビジネスの価値を今一度、再構築して欲しい。