社長のブログ

企画に必要な要素は「相手への適応」と「強引さ」

2020/01/19
社長ブログ

企画は本当に面白い。

 

就職前の皆さんも企画にあこがれる方が多いだろう。

 

商品開発・他社とのコラボレーション、新サービスの販売戦略提案など、「やりがい」を得られそうな仕事にみえる。

 

実際は、本当に楽しい。

 

 

立場が社長でも、新入社員でも、「企画」という仕事に変わりはない。

 

 

社長である私でも新規の企画を考える。

 

先日の「学校とのコラボレーション企画(生涯学習教育)」については、記事もでているので、見てくれた方が多いと思います。

 

少子化の中、各学校が生き残りをかける中で、社会人向けのプログラムを共同企画し開講に至っています。先日打合せが進み、今年は、更に講座が拡大し年間で数回開催していくことになりました。

 

 

昨年、初回の開講に至るまでですが。。。

半年間かかりました。人によっては半年間だけと思われるかも。

 

キッカケは簡単で、校長をつかまえて、話をもちかけました。

校長は少しなら話をきける、ということで、30分くらい校長室にて企業向けの教育研修の話をしました。提案書はなく、まずは話だけです。

校長の反応は、「面白いね。まあこれまでも色んな講座を考えてきたけど企画倒れになったものが多い。まずはもう一回意見交換しようじゃないか。」ということで、もう一回話すチャンスをもらえました。

 

2回目は企画書を持ち込みました。講座を20パターン以上もちこんで。2回目が外れると、次のチャンスをもらえない可能性があるので、外れないよう手数を増やすというのが私の方法です。20講座あれば1つは興味をもってくれるはず。

 

予想通り、2つの企画を具体化しようという話に。

 

3回目、選ばれた2つの企画を具体的にして話し合い。

 

こうやって、合計7回3ヶ月間ほど話し合いが続き、各企業様に配布する研修チラシが完成し、集客~開講にいたったわけです。

 

 

打合せの回数は多ければいいものではありませんが、この回数を経て「相手への適応」つまり「学校で講座を開講することの意味を話し合う」、また「集客する企業層に合わせた研修内容のカスタマイズを進める」ことをしました。

 

「強引さ」は、最初と、3回目くらいまでの持ち込みまでです。

学校側にやりたいイメージが伝わらなければ、主体的になってはくれません。私の主導権で自分のペースで進めて、どんどんアポをとっていくのと、次につながる企画のもっていき方をするのです。

 

一発の打合せだけで「よしやろう!」、そして次回は先方から連絡がくる!なんてことは絶対にありえません。

持ちんだこちらのテンションに、相手を高めなければ共同企画にはならない。そこまでいくために、ある程度の「強引さ」は必要なのです。

 

一緒につくりあげることで、相手の主体性が増し、お互いで役割分担をして、仕組になっていきます。

 

開講1回で終わりではなく、仕組みとなり毎年何度も繰り返す流れをつくるまでが「企画」です。

 

総理大臣の民営化もまた「企画」、10年以上かかった政策もあります。

 

企画は面白い、それは間違いない。

 

ただ、何が企画なのか?、企画の全工程をしっかり理解しておいてください。